石原淳子(いしはらじゅんこ) / 1989年卒業

卒業後の進路:
東京農業大学 農学部 栄養学科栄養学専攻
大学在学中に、東京農大の交換留学プログラムで、ミシガン州立大学に留学。それがきっかけで、同大学の修士課程に進み、修士号と米国栄養士会登録栄養士(Registered Dietitian, RD)を取得。
帰国後は、国立がんセンターにて疫学研究に携わり、2007年、大阪大学医学部にて博士(医学)を取得。
現在の仕事:
東京農業大学短期大学部栄養学科准教授/管理栄養士
長い期間国立がんセンターで研究の仕事をしてきましたが、後輩栄養士の育成に携わりたいと思い、この4月から大学の教員になりました。教育と研究に日々邁進しています。研究分野は、生活習慣が、がんや循環器疾患などの生活習慣病の発生にどのように関連するかについて解明するため、人を対象に研究する疫学という研究で、その中でも食事や栄養に特化した要因を主に研究しています。
中高時代:
横浜英和に通っていた時代を思い起こしてキーワードを書き出してみると・・・給食、英語、礼拝堂、友人、先生、、、どれもその後の自分の人生に大きな影響を与えているものばかりであることに、自分でも驚くほどです。

<給食>
まっさきに思い出すキーワードです。私は給食が大好きな生徒でした。おいしくて健康になる給食を提供する側に興味が向き、卒業後の進路に栄養士の道を選んだのも、母校での給食の影響が大きいことは間違いありません。食が乱れる現代の世の中、食育の中で給食の担う役割はたいへん大きなものです。母校が給食を貫いている学校であること、栄養士の立場からもとても誇りに思います。

<英語>
とにかく毎日英語の教科書を開いていた記憶がありますが、あまり辛いと思ったことはなくて、むしろ、生まれてはじめてネイティブの先生と接し、もっと話せるようになりたいというモチベーションから、一生懸命勉強しました。そんな英和の環境のおかげで培うことができた英語力に対する自信が、人とのコミュニケーションの自信へつながった、と考えています。大学へ進んでからもいろいろな国の人とのコミュニケーションを楽しみたい、という動機で留学し、その後研究者になって、今では英語の論文を読んだり書いたりすることが仕事の一部のですから、英和の先生方には感謝してもしきれない思いです。

<礼拝堂>
美しいステンドグラスと静寂の空間は、心を落ち着け自分と向き合える場所でした。多感な時期、礼拝堂で聞いた数々の説教が自分形成のピースになっていた、と今になって思うのは、思いのほかキリスト教的な価値観に共感している現在の自分に気づくときです。とてつもなくへこんだ日に小さい娘たちに励まされたりするとき、いつのまにか成長している子供を見て、自分が生かされていることに感謝する気持ちになることが多々あります。この感性は、私が英和で教わった貴重な財産であると思います。

<友人・先生>
あえて説明するまでもありませんが、一生ものの貴重な出会いがたくさんありました。特に自分が教員になってからは、後々「あの先生がいたから、、、」と言われるような先生になりたい、と日々がんばっております。横浜英和はそういう先生方に出会える学校だと思います。