柿沼朋実(かきぬまともみ) / 1995年卒業

卒業後の進路:
東海大学教養学部芸術学科美術学課程
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻
1999年4月 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻入学
1999年12月 全国大学版画展(国際町田版画美術館)出展
2000年2月 川上澄生木版画大賞展(川上澄生美術館)初入選
2000年6月 表参道・同潤会アパートギャラリーKowaにて初個展
2000年12月 全国大学版画展入選
2001年2月 川上澄生木版画大賞展(川上澄生美術館)入選
2001年3月 日本大学生産工学部賞(買い上げ)
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻卒業
2001年5月 棟方志功版画展(福光美術館)入選
2001年8月 銀座シロタ画廊にて個展
2002年2月 神奈川県小田原市ダイナシティー百貨店にて作品展
2002年4月 第70回日本版画協会展(東京都美術館)入選
2002年9月 山本鼎木版画展入選
2003年2月 川上澄生木版画大賞展(川上澄生美術館)入選
2003年8月 銀座シロタ画廊にて個展
2004年2月 川上澄生木版画大賞展(川上澄生美術館)入選
2004年5月 棟方志功版画展(福光美術館)入選
2004年10月 ギャラリー代々木にて個展
ドイツ・シュペントハウス美術館初海外展示
2005年10月 ギャラリー代々木にて個展
2005年2月 第12回川上澄生美術館木版画大賞展初大賞受賞
2006年4月 第74回日本版画協会展(東京都美術館)入選
表参道ヒルズギャラリーKOWAにて個展
現在の仕事:
NHK学園木版画講座講師
木版画家をしながら主婦をしています
1年に1度は個展を開催しています
中高時代:
<卒業後の進路>
高校3年間は器械体操部に入り部活に明け暮れる毎日でしたが、引退後、以前から次に興味があった美術のほうへ転進し、美術系の大学に進みました。
部活に励んでいたので、デッサン力が他の人に比べてはるかに劣るため、デッサンの試験がない大学で選んだところ、東海大学の一般推薦を見つけ進学しました。その後はひととおりの美術を学び、そのなかでも日本の伝統と風土を最大限に使う木版画に興味をもち、木版画を極めることになりました。
木版画は道具ひとつにしても、古くからの由来がありそれを突き詰めるには、大学だけでは足りず、更に、大学院に進みました。

<横浜英和で学んだこと>
私は英和でたくさんの大切なものをいただきました。
中でも一番の私の宝物は高校3年間、一緒に部活を頑張った友達とそれを支えて叱咤激励してくださった恩師の金川純子先生です。
私は、当時、生徒の中では通学距離の遠いベスト5に入る位の遠方から通学をしていました、入学した当初は慣れない通学、それに加えての朝練習、放課後の練習、勉強、途中からは、これにアトリエ通いも加わるのですが、今、思い出すと自分でもびっくりするぐらい、ハードな生活を送っていました。それを3年間やり遂げることが出来たのは、先生と仲間たちのサポートのお陰でした。
先生は時には泣きながら本気で叱って下さったり、褒めて下さったり、技術指導は勿論、生きていく力や心を育てて下さり、その精神は今現在の私の仕事にも大きく根付いています。
そして一緒に頑張ってきた友人は、今でもあの頃と変わらない付き合いで、一生の友人です。
木版画はとても地味でコツコツと積み重ねていく仕事ですが、絵を描く喜び、彫り上げた時の喜び、刷り上げた時の喜びとたくさんの楽しさがあります。これは体操の練習に似ています。コツコツとした日々の積み重ねが成果となって現れた時に、限りない充実感と喜びに変わります。昨年の鹿沼市の川上澄生木版画大賞展において大賞を受賞することが出来ました。木版画をはじめて10年目でコンクールは6度目のチャレンジでした。毎年、チャレンジしていた成果が実った年となりました。版画は一人で作るものですが、私の周りには私を支えてくれるたくさんの友人がいます。その支えがあってこの賞をいただけたと思っています。
これからも地道な版画作りは続きますが、人が見て、元気が出たり、心が温かくなるような、作品をつくっていきたいと思っています。