2014.10.22号

茶道部保護者見学会を行いました。

10月18日(土)、茶道部では保護者の方をお招きしてお稽古の様子を見て頂きました。

席主や亭主は、シオン祭と同様に行いました。茶室は部員たちだけの時とは異なる、少し緊張した空気に包まれていました。保護者の方からの「美味しい」「頑張っていますね」などの言葉は、生徒たちの励みになりました。シオン祭に向けて良い点、改善すべき点にも気づくことができました。10月20日からは毎日活動をします。来校される方々をしっかりとお迎えできるように、一層熱心に取り組んでいきます。(文:茶道部顧問)

 

3年は一日修養会の事前学習を行いました。

10月10日(金)に、3年生は一日修養会の事前学習として、聖坂養護学校中学部主任の春日先生をお迎えし、一日修養会の主題である「共に生きるために」に基づき、講演をいただきました。生徒の感想文の一部をご紹介します。(文:学年主任)

 

 


 

 

「一日修養会を迎えるにあたって」

  

わたしが今回、春日先生のお話を聞いて思ったことはみんな一人ひとり同じ人間だということです。そして、「障がい者」という言葉ひとつにまとめないということです。それは先に書いたことと似ていますが、一人ひとりを一人の人間というふうに見るということにもなると思います。当たり前ですが障がいがあっても一人の人間なのは変わりありませんし、それは障がいがあってもなくても関係ないと思います。

 朝、登校する時にたまに会う「まこちゃん」という子が友達にいます。その子は中2の時からたまに見かける子だったのですが、ある時に、私も含め2人と一緒に学校に行く電車の中で、まこちゃんに「こんにちは」と言われて、私たちも挨拶を返したのがきっかけで仲良くなったのです。その後も、何度か同じ電車に4人で乗ったりして多少はうるさかったかもしれませんが、会話や手遊びなどをしました。春日先生のお話を聞いていて、まこちゃんにも、当てはまることがありました。おそらく、まこちゃんはダウン症なのですが、先生の言っていた通り、人と関わるのが大好きな子で、私たちにいろいろな質問などをしてくるのが楽しそうでした。好きなアイドルや好きな食べ物、質問される側と質問する側を何度も繰り返していくうちに、私たちもすごく楽しくなってきて、降りるときにさみしくなるほどでした。まこちゃんは、私たちが降りるときに必ず「握手しよう」と言ってくれて最後まで笑顔でいる子でした。わたしは今回の一日修養会では老人ホームに行くことになっていますが、少子化が進む日本で生きているので、高齢者の方々のこともたくさん知りたいです。また、誰に対しても笑顔だったまこちゃんの様な人に私もなりたいと思います。