2018.06.13号
教育実習生アンケートを掲載しました。
5月21日(月)~6月8日(金)までの3週間、卒業生たちが教育実習生として教壇に立ちました。実習終了にあたり、アンケートの協力をお願いしました。
英和在校生の頃と大学生になって「先生」として母校で過ごすのとではどんな違いがあったのでしょうか。
実習生の皆さん、ご協力ありがとうございました。
Q1.実習前に想像していたことと,実際に実習を行ってみて感じたことの一番大きな違いは何でしたか?
・教育実習は「大変」ときいていたのですが,「楽しい」と「大変」の2つに分かれるとも言われました。寝る時間が無くなるほど大変なのかなと思っていました。実際には大変と感じることはありましたが,ほとんどが楽しく,終わってほしくないと思うほどでした。
- ・実習前は,生徒と年も近いので,先生として見てもらえるか不安でしたが,実際はみんな先生として接してくれたのでより自覚が生まれました。また,指導してくださった先生方が熱心に教えてくださってとても勉強になりました。
・生徒の元気が生徒の時の感覚よりもありあまっていました。みんなとても元気でエネルギーがありました。
・先生方が何気なくしていた発問のやりとりの難しさと大切さです。
・「教える」といことがこれほどまでにエネルギーが必要だということを感じました。
・授業に関しては,実際にやらなければいけないことが多く,全然50分という時間が足りなかったことです。また,予想外の生徒達からの鋭い質問にも驚きました。
Q2.実習中に一番苦労したことは何ですか?
・生徒が授業に興味を持てるように授業を行うことです。内容に対してどのように思っているのかを見極めることも難しかったです。授業を行い,納得がいくものを作れなかった点です。
・最初にザワザワしているクラスに注意をすることが意外と難しかったです。
・言葉遣いです。生徒と教師としての適切な話し方が難しかったです。
・指導案・計画を考えても,授業では生徒が考えてもいなかった解答がでて,それに対して答えて欲しい方に導くこと。
・授業に限らず,生徒に注意するときの言葉使い。
・HRや授業のクラスを静かにさせることと,意図的でなくても相手や生徒を傷つけたりしないように言葉使いに気をつけました。
・やはり授業準備をしっかりすることです。また,授業内での時間配分や生徒にしっかりと話を聞いてもらうことに苦労しました。
・ 教材研究が苦労しました。
Q3.生徒たちと接した印象はいかがでしたか?
・元気でありながらも,気持ちの切り替えがしっかりできる。そして優しく丁寧。素直。
・みんな明るく挨拶などもしてくれて,色々なことに興味を持っているのだと思いました。
・どの学年も素直で優しい生徒ばかりでした。何度も救われました。
・どこからわいてくるんだろうと思うほど元気。1年生の元気と6年生の元気の質が違うあたりが面白いです。
・人懐っこい生徒が多いという印象です。
・素直で楽しそうに学校生活をしているなと思いました。
Q4.英和生の時と,実習生としてみた英和とどこが違いますか?
・変わっていくと思っていましたが,変わらないところもあるところです。普通と思っていたことが,当たり前でなく,学校の支えがあってこそだと思いました。
・英和生の時はなにげなく過ごしていましたが,実習生として教師の立場に立ち,先生方のお話を聞くと,先生方の愛情がたくさんあるのだととても感じました。
・私の時代の英和とは色々目に見えることが変わりました(共学化や制服など)が何よりも生徒の皆さんがすごく勉強している時間が多く,真剣に授業を受けていて驚きました。(私はもっとぼんやりしていたかも)
・先生方の対応が違います。先生と生徒ではなく,1人の社会人として厳しく接していることが大きな違いです。
・生徒の時には感じられなかった先生方の熱意がわかりました。また,今の方がより活気があるような気がします。
Q5.実習を終えた感想を一言で言うと何でしょうか?
・「感謝」です。指導教諭をはじめ,多くの先生方に支えられました。英和に戻り,教壇に立ち,1人の先生であり社会人として大きく成長させてくださり,本当にありがとうございました。
・大変な部分はもちろんありましたが,生徒と接するのはやはり楽しかったです。先生方は想像以上に生徒の皆さんのより良い学校生活のために見えないところで動いています。
・楽しかったです。はじめの方は授業で生徒とのやりとりのことで悩みがありましたが,少し慣れたことで積極的に発言してくれたので,楽しかったです。
・教師は多忙で大変だが,大変やりがいのある仕事です。
・今までにないとてもいい経験になりました。
Q6.どのような教師になりたいですか?
・生徒と向き合い,支えられる1人となれる教師。担当科目の楽しさ,大切さを伝えられる教師になりたいです。
・生徒に広い視野を持たせられるような教師になりたいです。
・教師として生徒と信頼関係が築ける教師になりたいです。
・生徒がなるほどと思ってくれる授業ができる,フレンドリーな教師です。
・先生としての威厳,けじめをもちつつ,生徒の気持ちを理解できる教師でありたいです。
・生徒に様々な事に対してやる気を引き起こしてあげられるような人生に良い影響を与える教師になりたいです。
・生徒を思いやれる教師になりたいです。
4年生が1日修養会を行いました。
6月7日に「共に生きるためにⅡ―ふれあいと共感―」という主題で、1日修養会を行いました。さまざまな人と出会う中で違いを認めて一緒に生きることの楽しさを学んだり、福祉行政の一端にふれて社会の一員としての責任を考えたりする大切な機会となりました。老人ホームや特別支援学校、知的障がい者援護施設など8か所に分かれて訪問しました。生徒たちは交流などの体験を通して、普段の学校生活では学ぶことのできない貴重な経験をしていました。受け入れてくださった皆様、本当にありがとうございました。(文・学年主任)
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