校長通信

2019.10.01

神無月のころ

磯貝 曉成

 

10月となり,ようやく朝夕に秋らしい気配を感じられるようになりました。

4月から始まった学年も後期となりました。一日一日では感じられない一人ひとりの育ちも,半年を振り返ってみますと,大きな成長が見えてきます。

幼児が子どもになり,そして自分という個性がはっきりと主張しだしてきます。

わたくしたちの学院の大きな目標は,「心を清め,人に仕えよ」ですが,「心を清め」とは,自分の我儘さを少し控えられるようになること,「人に仕えよ」とは,自分のことだけでなく,人の気持ちも考えた言葉や行動ができるようになることです。そのための具体的な行動の一つは,「あいさつ」が自然にできるようになることだと考えています。「あいさつ」に続いて「ありがとう」,「ごめんなさい」の言葉が日常生活の中で自然に言えることが「おとな」の基本です。

小学生には,日常の生活の中の体験を通しておとなとしての社会性を身につけていくことが大切だと思うのです。

このあいさつについては,保護者の皆さまや教師・上級生の常日頃の姿が重要です。おとなですらあいさつが自然にできない者もいます。あいさつとは,自分の気分次第でする,しないというものではありません。なぜなら自分の気分次第で周りの人に接するのは,単なる我儘にすぎないからです。

秋から登校指導の手助けを父の会の有志の方々が行ってくださることになりそうです。

この機会に,あいさつが自然に交わされることを願っています。無言で通り過ごしていくことは,人として悲しいことです。

児童会の皆さんを始め上級生の方々が率先して下級生に身をもってあいさつを示してくださればと願います。