「それは、だれ一人、神の前で誇ることがないようにするためです。」
コリントの信徒への手紙Ⅰ1章29節
学院内ローズガーデン「ヨハネパウロ2世 」
5月に「聖書に親しむ会」が開かれました。たくさんの保護者の皆さまが足を運んでくれました。5月、幼稚園では、お泊り保育があり、小学校では自然学校が行われており、中高生たちは修養会に向けて準備を進めています。ふだんの忙しい日々から少し離れ、聖書に向き合い、そこから豊かな生き方を学ぶ、そんなひとときが与えられています。
冒頭に「だれ一人、神の前で誇ることがないようにするためです」とあります。ここで言われている「誇り」は、自分の力や立場を自慢するためのものではありません。けれども、「誇ること」自体がいけないと言っているわけでもありません。「誇るなら、主を誇りなさい」(コリントⅠ 1:31)人が誇りとしがちなもの??たとえば、自分に知恵があること、能力があること、家柄が良いこと。そうしたものがあるのも、もちろんすばらしいことです。でも神さまは、それだけではない人たちにも目を向けてくださるのです。弱さを感じている人、小さく思えてしまうよう人、支えを必要としている人にも、イエスさまは、手を差し伸べました。そのような姿を神さまは、誇りとしました。わたしたちは、この神さまに支えられ、生かされているのですから、主を誇りたいと思います。これからも、共に聖書を読み、共に学び、共に歩んでいけますように。
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