CHAPEL

「十字架につけられたキリスト」

2025.07.11
2025年度ホームページ用 チャペル便り第4号〈7月11日〉 「十字架につけられたキリスト以外、何も知るまいと心に決めていたからです。」 Ⅰコリントの信徒への手紙2章2節 6月は、各学年が、それぞれの場所に修養会・研修に出かけました。中学3年生は、広島・京都へ。中学1・2年生は、御殿場の東山荘へ。高校2年生は、山梨の清泉寮へ。それぞれの場所で与えられた聖書の言葉(主題聖句)は、きっと今のみなさんにふさわしい神さまからのメッセージだったと思います。けれど、もっと大切なことが聖書には書かれています。それが、「十字架につけられたイエスさまを伝えること」です。なぜ、十字架のイエスさまを伝えるのか?それは、神さまがどれほどわたしたちを愛しているかを一番はっきりと表している場所が、十字架だからです。修養会の中で、こんな体験はありませんでしたか?誰かの正直な話を聞いて、心があたたかくなった。見たこともない風景を見て、神さまの創った世界の大きさに気づいた。仲間と過ごす中で、「このままの自分でもいい」と思えた。それが神の力のひとつです。人の心を変えたり、傷ついた心に希望の光を与えたり、暗闇の中で道を示してくれる――それは人間の力ではできません。神さまの力です。修養会は、それぞれにとって特別な時間でした。でも、その一番深い意味は、「神さまの愛と出会うこと」だったのではないでしょうか。 そしてその愛は、十字架のイエスさまを通して、今もあなたに届いています。