【10月 園長だより】

2026.09.25

「やってみよう」「交わって楽しんで」

先日の台風25号は横浜でも激しい風雨となり、皆様のご家庭でも不安な時間をお過ごしになられたこととお察しいたします。幼稚園やバスルートなどに大きな被害がなく、再び幼稚園に子どもたちの笑顔と元気な声、愛らしい姿を迎え入れられましたことを、まずは深く感謝し、ホッと心をなでおろしております。同時に、被害にあわれました方々に、神さまの深い慰めがありますようにとお祈りをいたします。
さて台風が去った後の残暑の残る園庭では、子どもたちが元気に走り回り、木登りをし、木の実拾いをしていました。

幼稚園の毎日は、10月の月主題である「やってみよう」「交わって楽しんで」がいっぱいです。
プレーデーに向かって友だちと力を合わせること、これまで少し難しかった遊具に挑戦すること、落ち葉やどんぐりを集めながら新しい遊びを見つけること。そして、いつも一緒にいる友だちに「一緒に遊ぼう」と声をかけてみることも、その「やってみよう」ですね。
子どもたちは日々、「やってみたいな」という自分の心の声に耳をすませながら、一歩ずつ新しい世界へ踏み出しています。
けれど「やってみよう」と思うことは、おとなと同じように子どもたちにとっても、そんなに簡単なことではないのです。「うまくできるかな」「失敗したらどうしよう」「ちょっとこわいな」…。そんな迷いや不安を抱えながら、それでもやってみようとする姿があります。
そこには「やってみようと思えたんだね」「その気持ちが尊いんだよ」という、おとなのあたたかい支えが必要です。
「やってみようかな」と心が動いたことや、迷いながら自分から一歩を踏み出したこと。そして・・うまくいかなかったけれど、もう一度やってみようと思えたこと。その気持ちや経験が、子どもたちのこれから先の人生を支える「底力」となって積み重なっていくのです。
途中で立ち止まってもいい。できなくてもいい。涙がこぼれるくらい悔しくて、でも頑張る、こういう気持ちも、時には必要です。
ご家庭でも、お子様が何か新しいことに向かおうとしているときには、できたできないという結果だけでなく、「やってみようと思ったこと」そのものを、ぜひ認めてあげてください。
「やってみようと思ったんだね」「一緒にやってみようか」「また今度やってみようね」そのようなおとなの温かな言葉に支えられながら、子どもたちは安心して、自分の一歩を踏み出していきます。

神様は、一人ひとりの子どもをそのままに愛し、その歩みを見守ってくださっています。
私たちも、子どもたちを急がせるのではなく、それぞれの歩みを大切に見つめながら、「やってみよう」と心を動かす瞬間を一緒に喜びたいと思います。
神様の深い愛と守りのもと、今月も子どもたち一人ひとりの小さな挑戦の芽を大切にはぐくみ、その一歩一歩を、皆様とともに喜び合ってまいりたいと願っております。

園長 岡田直美