【9月 園長だより】

2025.09.03

 おもしろそう

長い夏休みが終わり、幼稚園に元気な園児の声が戻っていることを、とても嬉しく思います。

厳しい暑さのなか、子どもたちの健康や生活を支えてくださり、心から感謝いたします。この暑さのなかで、2学期をすごしていきますので、園では熱中症等にも十分に配慮しながら、園生活を送りたいと思っています。保護者の皆さまも、引き続き、園児の体調管理をよろしくお願いいたします。

 

園児はこの長い夏休みを、どのように過ごしてきたのかしら?と、思います。1学期の終業礼拝でも、2学期の始業礼拝でも、「平和と戦争」の話しをしました。

「自分が思ったことを素直に話すことができ、心から笑い合い、安心して生活できる平和な時と、自分の思いを口に出すことをためらわなければならず、世の中には怒った顔が多く、心配をしながら生活しなければならない戦争の時、みんなはどちらの世界がいいかしら?」と、問いかけました。

もちろん「平和がいい!!」という返答あり、身の回りに、小さくても平和な世界を積み上げていこう、というような話になりました。

安心して、心から笑い合える平和な世界で、子どもたちには、存分に心を動かして遊んでほしいと願います。

「やってみたい」「どうなるかな」「おもしろそう」と、ワクワクドキドキと心が躍動し、「こんな風にやってみようかな」「これをしたらどうなるかな」「もっと楽しいかも!」と、好きなことに夢中になり、楽しさをさらに突き詰めてもっと楽しむ、ことを体験してほしいと思います。

それにはきっと、穏やかな時間の流れや、失敗をしてもまた挑戦しようとする気持ちや、元気に集中して遊べる体が必要です。そしてこれらには、ゆったり時間をとってあげることや、失敗した時の落ち込んだ気持ちを支えてあげる等の、大人の配慮が必要です。また厳しい残暑のなか、幼稚園でも存分に遊ぶためには、十分な睡眠と、食事が大切。朝ごはんをしっかり食べて、登園させてください。

 

そして私たち大人は、戦後80年の今、改めて、未来を担う大切な子どもたちために、平和な世界を築き上げ、平和を残す努力をしていきたいと、強く思います。

園長 岡田 直美