気づく

朝、幼稚園の玄関に立って、園児や保護者をお迎えしている時、たくさんの園児が、私の目を見てニコッと笑い「おはよう」と、自然にご挨拶ができるようになってきました。
1学期の朝の玄関では、恥ずかしそうにして目を合わせられなかった園児も、ご挨拶もそこそこに上履きに履き替えクラスに向かっていた園児も、徐々に変わってきていて、「継続は力なり」だなぁと感じています。
朝に限ったことではありませんが、人の目を見て、ご挨拶をかわすこと、返事をすること、話をすること等は、コミュニケーションの基本ですよね。
これから小学校、中高、大学での学校生活で必要というばかりでなく、社会人になっても、必要なコミュニケーションスキルになってきますから、幼いころに、身に着けてほしいスキルだなぁと感じています。
さてそんな朝の玄関で・・・。なんとな~く行き渋りの年少さんのそばに、そーっと寄り添う年中さん。できることなら年少さんの手をつないであげたいけれど、つないでくれるかなぁ・・と思っている様子の年中さん。こんな風に人の気もちに気づけるようになったんだなぁ、年少さんの不安な気持ちに、寄り添えるようになったんだなぁと、感動しながら見ていました。
さてさて園庭では、年長さん数人が「先生!大変ちょっと来て!!」と。急いで一緒に走って行ってみると、園庭の端にある「かしわの木」を見上げ、これこれと指差し。かしわの木特有の、モジャモジャした殻斗(かくと)に包まれたどんぐりを見つけたようで、「これ何??虫?」と。そのうち「これはなんという木なんだろう?」「この木には大きな葉っぱがある」と発見し、しばしの話し合い。特徴的な葉っぱのかたちを見ながら、自分たちの記憶を総動員して・・。「柏餅が包まれている葉っぱだ!」と気づいた様子。「柏餅の木についているモジャモジャは何か、調べてみよーっと。」と、満足げな表情で遊びは終わりになりました。
こんなふうに、友だち関係でも遊びでも、自分が気になる「何か」に気づき、試行錯誤し、自分なりに考えながら、人間関係や遊びの体験を積み重ねてほしいと思います。時には失敗し、悔しい思いもするでしょうけれど、その体験が園児たちの心を大きくしていきますよね。
さて・・。
神さまからいただいているこの季節、神さまが、わたしたちにくださっている恵みにも、たくさん気づいてほしいなぁと思います。親子で、秋のどんな恵みに気づけるかな?と、話しながら、登園してみてはいかがですか?
園長 岡田 直美