よろこびあう

園長 岡田 直美
日ごとに暖かさを感じ、園庭の草花も春の訪れを告げています。
今年度も残りわずかとなりました。今年度最後に与えられた月主題は、「よろこびあう」です。
先日、園庭で長い時間遊んでいた年中組の3人組がいました。「岡田先生、見てみて!おっきな山が出来たんだよ。Mくんがつくったんだよ!!すごいよね!」と、3人組のなかにいた一人が、満面の笑顔で話しに来てくれました。固い地面を掘り返し、土に水を加え泥にしてつくり始めた山は、砂山とは違いとても丈夫で、見ている私が「基礎工事の大切さ」を思い知らされるような立派なものでした。
Nちゃんは、自分も基礎工事を手伝いながらも、遊びをリードしたMくんをしっかりと認め、その成果を自分のことのように喜びあえる関係・・。なんて素敵な瞬間だろうと、心が温かくなりました。
また別の日には、給食の後片付けをしていた用務員さんに「ありがとうございます!」と、大きくはっきりした声で、お礼を言っている園児がいました。私は思わず職員室を飛び出して行き、その素晴らしさをしっかりと伝えたのでした。
保護者の皆さん、園児たちの心は、着実に、確実に成長をしています。ぜひご一緒に、この心の成長をよろこびあいたいと思います。
特に卒業を迎える年長組は、この数年間で、自分一人の喜びだけでなく、友達の成功を一緒に喜び、困難を共に乗り越える喜びをたくさん経験してきたことでしょう。
リレーで力を合わせたことも、子どもバザーを開催したことも……。時には涙を拭い合って歩んできた日々は、子どもたちの心に「共に生きる豊かさ」を育んでくれたことでしょう。
誰かの幸せを自分のことのように感じられる心こそ、神様から与えられた素晴らしい宝物です。
卒業する年長組の皆さん、小学校へ行っても、その温かな心でたくさんの「よろこび」を見つけ、分かち合ってほしいと願っています。
卒業・進級する皆様の歩みの上に、これからも神様の豊かな守りがありますようお祈り申し上げます。