園長先生通信
2018.12.01
喜び合う
風の冷たさに冬の訪れを感じるようになりました。
横浜英和幼稚園では10月31日に学院の礼拝堂で創立記念礼拝が、また11月14日には幼稚園のホールで感謝祭礼拝がもたれました。
創立記念礼拝では、横浜英和学院の山根誠之理事長が「私たちのために」という題でお話しくださいました。始めに「皆さんは何歳ですか? 横浜英和幼稚園は138歳なのですよ」といわれると「えー」とか「ひゃー」など驚きの声があがっていました。1880年にアメリカから来られたブリテン先生により横浜英和幼稚園が創られたこと、また礼拝堂には横浜で一番古いステンドグラスがあることなどを話してくださいました。感謝祭礼拝は秋の実りを神様に感謝するものです。ホールの前面にはそれぞれのご家庭から集められた色とりどりの野菜や果物が並べられ収穫をお祝いしました。
礼拝の中では横浜英和学院の学院長である伊藤美奈子先生が「待ってくださるイエス様」という題でお話しくださいました。先生が大好きなハナミズキの苗木を植えたけれど、なかなか花が咲かなかったこと、でもお水をあげながら大切に育てられたこと、「もしかしたらお花は咲かないのかな?」と諦めそうになったこと、ところが数年目にピンク色の可愛らしいお花が咲いたこと、イエス様も同じように私たちのことをご覧になり待っていてくださることを話してくださいました。子どもたちは身を乗り出し、またうなずきながら一生懸命に聞いており、その表情は真剣そのもので成長を感じずにはいられませんでした。いただいた野菜や果物の一部は特別養護老人ホームに、また次の日には豚汁としていただかせていただきました。年少、年中、年長組のみんなで野菜を切り、本格的なかまどで作った26種類の野菜入り豚汁はとても贅沢で味わい深いものでした。
もうすぐイエス様の誕生をお祝いするクリスマスがやってきます。クリスマスの本当の意味を知り、心からの喜びと感謝の気持ちを持ってお迎えしたいと思います。
園長 上田 昌美