園長だより

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2019.09.18

【9月 園長だより】

 

やってみたい

 

いよいよ2学期が始まりました。夏休みの間にリニューアルした園庭で子どもたちは

大はしゃぎです。ガチャポンプの周りで水遊びをしたり、泥んこ遊びをしたり、キックボードで走り回ったり…。楽しくて片付けが降園時間ぎりぎりになる日もあるほどです。炎天下の中、子どもたちの安全や動線を考えつつ作業をしてくださった業者の方々に心から感謝をいたします。

何十年も前のことですが、読み聞かせの講演会で、こんな話を聞きました。講師の先生は小さい頃、絵本のぐりとぐらシリーズが好きで毎日のように読んでもらっていたそうです。ところが、先生のお母さんは少し、なまりがあり「ぐりとぐら」が、「ぐんりとぐんら」に聞こえるのだそうです。それが嫌になり、だんだんに「ぐりとぐら」の絵本が嫌いになり、いつの間にか絵本を読んでもらうこともしなくなったそうです。何年かたち、先生は社会人になりました。1人暮らしをしながら働いていたある日、会社で大きなミスをしてしまい、上司から注意を受け、力を落としながら帰り道を歩いていたそうです。その時、商店街の本屋さんの前で、目に止まったのが『ぐりとぐらのたまごやき』。小さい頃、毎日のように読んでもらった「ぐりとぐら」、懐かしい「ぐりとぐら」の絵、本当は好きだったのに、お母さんが「ぐんりとぐんら」と言っているように聞こえるので、嫌いになってしまったこと、そんな娘の思いには全く気づかず毎日のように「ぐりとぐら」を読んでくれたお母さん…。

 

“そうだ、「ぐんりとぐんら」だったかもしれないけれど私は毎日のように絵本を読んでもらいながら大きくなった。お父さんやお母さんの愛情をたっぷり受けて育ったのだ。会社で大きなミスをしてしまい、今は心が折れそうだけれど、明日から、また頑張ろう!” 先生は、このようにご自分に言い聞かせたそうです。上手か、そうでないかは別にして『あなたのことを大切に感じている』ということを伝えること、それが読み聞かせでは大切なのだということでした。気候の良くなる秋、お子さんに絵本を読みながら、ぜひ親子の絆を深めて欲しいと思います。また、PTA講演会も楽しみご参加ください。

 

2学期は身体を動かす遊びや室内での遊びなどいろいろな遊びに取り組みます。自分から「やってみたい」という気持ちを持ち、楽しむことができるようにと願っています。

園長 上田昌美