【11月 園長だより】

2020.11.02

 

感じる

 夏の猛暑が初秋の残暑へと続きましたが、この所急激な秋の深まりを感じます。園庭のどんぐりの木が沢山の実をつけ、風が吹くと木の下へ子どもたちを招いています。年少さんにとって幼稚園は初めての秋、毎日のようにどんぐりを拾い、花水木の小さな赤い実を拾い、お土産に持ち帰っています。花がいっぱい咲いた金木犀の木に、何人もの子どもが登り、下の子どもとアイコンタクトをとりながら、共感している。相変わらず続くコロナ対策で、例年のような親子で一緒に楽しむ行事が出来ず、子どもたちや、保護者の方は、歯がゆい思いで居られることでしょう。先生たちは子どもたちの安心・安全を第一に優先し、友だちと楽しく充実した時間を持てるように計画しています。

歌が歌えない、楽しみなプールも、かき氷も、流しそうめんもない。また、親子で楽しみを共有できるようなプレーデーや学院祭もない。しかし、保育室では落ち着いて制作物に取り組み、園庭では年齢の違う子どもたちともじっくり遊べる。毎日子どもたちが元気に楽しそうに遊ぶ声が園内に響き渡っています。職員室には子どもたちが擦り傷、引っ掻き傷、軽い打撲などの手当てに引っ切り無しで来る。それを心配して付いてくる子もいる。手当が終わるとまた飛んで遊びに戻る。ほとんどの子どもは「ありがとうございました。」とお礼の言葉を言える。ある時、遊びが終わる時間に園庭に目を向けると、「遊び道具をお片付けして入りなさい。」と先生から声がかかりました。ほとんどの子どもは遊び道具を元の場所に戻していました。しかし、年少の男の子1人は遊んでいたスコップをその場に投げ出し、つまらなそうな顔で園舎に入ろうとしました。すると先生が極普通の声で、「誰々さんお片付けしなさい。」と言ったところ、年少児は黙って戻り、片付けをして園舎に入って行きました。良くお片付けが出来た事に年少児の成長を感じました。子どもたちはお互いに影響し合って、甘えられる親といる時と違って、自分の事は自分で出来るように成長した年少さん。それに、年中さんや年長さんの、給食の時の準備や、片付けの一つを見ても、先生からの注意を守り、密にならないように離れて、おしゃべりをしないで静かに食べ、お片付けをきちんとしているのを見て、私は新しい発見を毎日のように《感じる》恵みを受けています。

 11月には親子一緒のお楽しみ行事の一つである遠足がようやく計画出来ました。密にならないように学年毎に別々に行い、午前中で終了するように、昼食はなしで行いたいと思います。今年度初めての親子一緒のお楽しみ会です。宜しくご協力をお願い致します。

園長 滝沢秀行