【2~3月 園長だより】

2021.02.17

希望を持って

 

 立春が過ぎ、寒い日と暖かな日を繰り返しながら、段々と暖かくなってきています。公園のこぶしや、桃の花の蕾が膨らんでくると、春が近づいているのを感じます。また、チューリップやヒヤシンスも立派な葉っぱが顔を出し始め、いよいよ『卒業式』、『終業式』という思いが、保護者の方々や教職員の心の中を通り抜けていく今日この頃です。

もうすぐ、2020年度の幼稚園生活が最終の時を迎えようとしています。新型コロナウイルスの感染症のため、緊急事態宣言に始まり、緊急事態宣言で終わる1年になりそうです。『密集、密閉、密接』が感染源とのことで、昨年度末から5月末迄休園となり、家庭生活中心の自粛生活から始まりました。6月から園は再開されましたが、分散登園と午前保育で、一日おきに登園し、短時間の園生活で、友だちと満面の笑顔で喜び合い、外遊びが多い生活でしたが、無我夢中になって遊び、友だち同士共感し、受け入れ合い、貴重な園生活を過ごしました。

今年度の夏休みは通常の半分程度の短い休みでしたが、コロナ禍の中での自粛生活を、それぞれのご家庭による、独自に工夫された生活の中から、ちょっぴり大人びた成長を伺い知ることが出来ました。

 9月の第2週から、平常時間帯保育が始まったものの、歌を歌うこと、料理を作り試食すること、消毒が困難なおもちゃの使用等、3密に繋がる保育内容は不可能で、更に特別行事の殆どが中止せざるを得ませんでした。唯一11月に学年毎に森林公園に親子遠足に出掛け、半日でしたが其々の仲間と、親子共々喜びに溢れた時間を過ごすことが出来ました。この1年、困難続きではありましたが、年少さん、年中さん、年長さん、一人ひとりがその年齢に相応しく、多くの成長の跡が見られます。

美しい春が再び訪れ、子どもたちは新しい将来に向かって、第一歩を踏み出す時期がもう直ぐ来ます。これまでの大人との人間関係を土台として、自分自身で成長する力を持っています。人を愛することの喜びを、希望を持って育てて行くことでしょう。

                                            園長 滝沢秀行