【4~5月 園長だより】
2021.04.26
ひとりひとりの名を呼んで
4月8日(木)、在園児の始業式は、学年別に園児1名につき保護者1名の出席にて、幼稚園ホールで行われ、4月9日(金)、新入園児の入園式は、園児1名に付き保護者2名の出席のもとに、ブリテンホールにて行うことが出来ました。
両日ともに天候にも恵まれ、4月の草花の多い新鮮な時期に、身体全体から可愛らしさが溢れ出る子どもたちを、コロナ禍の中ではありましたが、今年度は予定通りの期日に迎え入れることが出来感謝です。
4月は新入園児の保護者の方々にとって、園の一つひとつのことを知って行かれるのに大変な事であろうと思います。また新入園の子どもたちにとっては尚のことでしょう。しかし、子どもたちは、保育者と保護者の対応によって、その場その場の体験をしながら、面倒な事でも解らない事でも、実に柔軟に切り抜けて行く力を持っています。
赤ちゃんが生まれた時、両親の初めの共同作業は子どもの名前を付ける事です。両親の子どもに対する思いや願いを集約し命名します。その大切な個々の名前を、生まれて両親に抱っこされた時から、呼ばれ続けています。家族と過ごし、近所の人達と遊び、その都度いろいろな人から名前を呼ばれてきました。幼稚園に入園するまで、何十万回もいろいろな人に名前を呼ばれたことでしょう。大きな声、小さい声、やさしい声、怖そうな声、いろいろな音色で呼ばれ、その呼ばれ方に子どもたちは其々が受けとめ、感情を示し、反応を示します。
新しく入園されたお友だちとその保護者の方々、今日から横浜英和幼稚園の仲間です。もうすでに横浜英和幼稚園で2年或いは、1年間一緒に過ごされたお友だちと保護者の方々、新しい友だちと保護者の方々と新しい仲間を作りましょう。この仲間のリーダーは神さまです。保育者や園の環境を通して、園のリーダーである神さまの愛を感じ、一人ひとりの名を呼んで、神さまから愛されているかけがえのない存在として、安心して新しい仲間と、お互いに大切にし合った生活を過ごしましょう。
園 長 滝沢 秀行