【8月 園長だより】

2021.07.15

夏の生活、夏の遊び

 

 2021年度の入園式はコロナ禍の≪まん延防止等重点措置≫期間中でしたが、4月の始め、会場をブリテンホールに変更し、人数制限をしたうえで、予定通りの期日に行う事が出来ました。保育は保育内容をコロナ対策のため精査したうえで、通常の時間で行いましたが、楽しみである特別行事(親子遠足、お泊り保育、プール等々)は中止せざるを得ませんでした。
保育内容によっては、残念ながら出来なくなってしまったものがある反面、同年齢同士の遊びの他に、異年齢の友達と一緒に園庭で遊ぶ時間が沢山取れました。異年齢の友達への心遣い等々、一緒の遊びを通し、自然に行われている場面を目にしました。
 年少、年中、年長の個人差はあるにせよ、幼稚園の1年1年の成長の大きさを目にし、幼児の育つ環境の大切さと幼児教育の重要さを感じました。同年齢、異年齢同士を問わず、おもしろい事、うれしい事を共有し、困っている事や嫌いな事があれば、一緒に考えられるような姿勢が見えて、子どもの成長を目の当たりにして驚かされました。子ども同士の事もあり、大人の交流と違って、正直な心の思いを表面に出してくれるので、私達大人が子どもから教えられる場面も多くありました。
 コロナ禍の中で、大きな事故もなく、一学期を無事に終了することが出来ました。保護者の方々のご理解とご協力に感謝いたします。子どもたちの夏休みは、ご家庭に委ねます。夏休みは、幼稚園での生活とはまた違った、大切な成長の時です。一学期の幼稚園生活で、面白い事や、楽しい事を沢山経験した事を土台にし、健康に留意し、ご家庭を中心とした生活をされることでしょう。
 今年の夏休みは、日本でのオリンピックが予定されています。世界中がコロナ禍での開催となり、盛り上がりは心配ですが、子どもの心に、計り知れない沢山の何かを残すことでしょう。
 今年の夏は、どれだけ外に出られるか不明ですが、心身ともに健康な子育てのために、自然の中から創り出す遊びを大切に育て、自然に触れることを心がけてください。
 二学期もまたコロナの状況次第で行事や保育の内容を検討し、先ず安心・安全な保育を最優先に行っていきますので、尚一層のご理解とご協力をお願いいたします。

                                                                    園長 滝沢秀行