【9月 園長だより】

2021.09.15

心かよわせて

 

夏休みに入った途端に、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大となり、緊急事態宣言が発令され、コロナと猛暑、それに東京オリンピックと東京パラリンピックの夏休みとなりました。予定されていたご家族の夏休みの計画をどのように対応されたのか、ご苦労が目に浮かぶようでした。子どもたちは大人の楽しみや苦労を身近に見て、成長して行きます。大人の思い通りには行きませんが、逞しく成長して園に戻って来ます。そんな子どもたちに出会う毎に、ご家庭での夏休みの生活がどれほど大切かを知らされる9月を迎えました。

今年の夏休みは、何と言っても東京オリンピックと東京パラリンピックでした。コロナ禍のために1年間の延期開催にも拘わらず更に感染が爆発的に拡大し、苦悩と苦渋の連続の中で、世界のトップアスリートが日本に集結し、スポーツの祭典を繰り広げました。私たちは猛暑続きの日々を、クーラーの効いた室内で、テレビによる観戦で過ごす時間が多くなりました。

東京オリンピックは〖史上初〗の出来事とメダルラッシュが印象的でした。中でも、柔道に於ける連日の金メダル、阿部兄妹、またレスリングの川井姉妹、男女卓球や野球とソフトボール、水泳の大橋、女子バスケット等々。スケートボードでは、10代のスケーターが無邪気そのものの奔放さで大舞台を駆け回りました。339種類の競技に11,000人のアスリートが参加し、メダルを取って涙を流し、メダルに届かず涙を流し、全ての競技と全てのアスリート一人ひとりの11,000通りのドラマの一端を見ることが出来ました。8月24日からは東京パラリンピックが開催され、色々な障害を持った4,400人のアスリートが障害と戦い、障害を乗り越え、強く逞しく競技に参加し、オリンピックとは違った4,400通りのドラマを見せてもらいました。テレビ観戦をしている人達に、心をかよわせた沢山の元気と勇気を与えてくれました。その他監督やコーチ、マネージャー等、いろんな役割を担当されている人達の“心かよわせた人間模様”が、テレビに映し出されました。無観客で行われたオリンピック・パラリンピックでしたが、情報伝達力を集約した報道で世界の多くの人に感動を与えてくれました。

二学期は緊急事態宣言下の、厳しい保育条件での始業となりましたが、1学期の生活を土台に、“心かよわせた”子どもたちの感じる心を「小さい秋見つけた」の詩のように遊びの中に見つけて行きたいと思います。2学期の幼稚園生活も、コロナ禍によって行事の中止や保育の予定変更が続くと予想されます。保護者の皆様のご理解とご協力をいただく機会が多くなります。どうぞ宜しくお願い致します。

                                   園長  滝沢秀行