【2~3月 園長だより】

2022.02.15

信 じ る

 

 2021年度カリキュラム発行の最後の季節を迎えました。今年は、昨年にも増して、新型コロナウィルスは、デルタ株、オミクロン株と変異し、爆発と鎮静を繰り返し、年度末の今現在も、大きな第6波となって押し寄せています。特にオミクロン株は、どんなに注意していても、どこで感染しても不思議ではないウィルスです。そのような中で保護者のご協力のもとに、感染対策を慎重に行い幼稚園の保育を実施しています。たとえ感染した人があったとしても、その人の責任ではないので、その人を責めることなく、その人のために祈り、一人ひとりが出来ることをして、助け合って行きたいと願っています。

そのコロナ対策のために、分散保育や午前保育等で、保育時間が減少し、遊具、用具の限定、歌の中止や密を避ける保育を強いられ、保育内容も制約を受けました。子どもたちにとって、お楽しみ行事であるプレーデーやお泊り保育、その他多くの行事が次々と中止となった中で、コロナの感染者数が少なくなった11月に、根岸森林公園に親子合同遠足と、年長さんだけの野毛山動物園への園外保育が実施出来た事は、貴重な楽しいひと時となりました。

横浜英和幼稚園の子どもたちは遠距離通園者が多く、幼稚園の休園時は、友だちとの交流は殆んど出来ません。そんな厳しい制約の中の子どもたちは、登園すると嬉しさいっぱいの笑顔で、友だちのところに走り寄り、手を繋いだり、抱き合ったり、じゃれ合ったり等の挨拶から、幼稚園の一日が始まります。学年が進むに従って、友だちとの交流は貴重な時間のようで、一寸の時間も惜しんで夢中で遊んでいます。寒い冬の日でもおかまいなし、雨が降っていなければ、園庭に元気な声が響き渡っています。鬼ごっこや泥警、木登り、鉄棒、雲梯、泥んこ遊び等々。お正月明けになって、第二グランドで凧揚げ、年長さんは、コマ回しが始まり、初めは難しくなかなか回らなかったのに、繰り返し練習している内に、クルクルと上手に回るようになりました。冬が深まり寒さが厳しくなると、大勢が一緒に参加出来て、体が温まるドッジボールに熱が入っています。他学年と一緒になると、年下の子どもが年上の子に、遊び方を真剣に教わり、年上の子どもは、面倒くさがらず、年下の子に付き合っています。年中の子が、大縄跳びの縄の回し方や飛び方を年長さんに教わっていました。子どもたちの遊びが深まってくると、仲良しの友だちであっても、時々衝突や揉め事が起こります。それは一見、仲良しではないようにも見えますが、そうではなく、お互いにもっと深く、わかり合いたい気持ちの過程なのです。

そんな友だちとの関わり合いを通して、忍耐力や問題解決能力が育ち、お互いに共鳴し、共感し、一緒に喜んだり、悔しがったりしながら、友だち同士の根底に、 “信じる” 心の繋がりが根づいていきます。また、友だち同士がお互いに、思っていること、感じていることを伝え合わずにはいられない友達関係が出来上がっていきます。子どもたちは一段とお互いを認め合い、信頼し、これから生きて行く中で最も大切な “信じる” 心を育んでいくのです。

                                 園長 滝沢秀行