イスラエル王国成立を導いた預言者「サムエル」

2021.06.21

主は三度サムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは少年を呼ばれたのは主であると悟り、サムエルに言った。「戻って寝なさい。もしまた呼びかけられたら、『主よ、お話ください。僕は聞いております』と言いなさい。」サムエルは戻って元の場所に寝た。     サムエル記上2章8~9節

 旧約聖書に登場するサムエルは、イスラエル王国の初代の王サウルと、2代目の王ダビデを見出した預言者です。
 チャペル便り第4号で、「ハンナ」を取り上げました。神に祈って授かった男の子を、誓ったとおり神殿の祭司エリに預けた女性です。その預けられた息子がサムエルです。ある晩、まだ幼いサムエルに神が呼び掛けます。サムエルは、祭司エリに呼ばれたと思い、すぐにエリの所に行きました。夜中なのに面倒くさいとか、無視しようと思わなかったのですね。サムエルは賢く、素直に育ち、エリを信頼していることがよくわかる場面です。でも、エリは呼んでいませんでした。同じことが3度起こり、エリは、サムエルを呼んでいるのは神であることに気が付きます。神は、預言者として、自分ではなく、自分の息子たちでもなく、サムエルを選んだのだと悟るのです。そして、サムエルにまた呼ばれたら、「主よ、お話ください。」と応えるよう伝えました。サムエルはエリの言う通りにして、神の言葉を受け取ることになります。それがイスラエル王国成立の第1歩となるのです。

※写真は、中学1年生が作成した「主の祈り」のカードです。