【5月 園長だより】

2020.05.01

出会う

 

おはよう! こんにちは! 初めまして!

出会いは初めて言葉から始まります。幼稚園の生活もひとつの言葉から出会いが始まり。人と人の出会いでは、先生との出会い。子どもと子どもの出会い。子どもと大人の出会い等。そして、神様からの沢山のプレゼントとの出会いがあります。自然との出会い、生命感のあふれる花や草や木等々、何を見ても新鮮な気持ちで出会う4月を迎えると思っていました。

当たり前のように、1年も前から、チューリップや桜の豊富な草花の新鮮な4月を待って居られたのではないでしょうか。しかし、昨年の12月頃から、コロナウイルスによる感染症が急激なスピードで、全世界に拡大しました。予想もできなかった、想定をはるかに超えた、世界中の誰も経験しなかった新型コロナウイルスの感染症が、世界を飲み込み多くの人の命の存亡の危機が迫ってきています。

昨年度の卒業児は例年のように園全体で祝福し、送り出すこともできず、残念な思いが残る自粛の3月でした。それでも卒業証書を胸に抱きかかえ、その胸の思いはいっぱい詰まっていたことでしょう。

 新入園の皆さん、ご入園おめでとう。在園児の皆さん、ご進級おめでとう。保護者の皆さん、ご入園・ご進級おめでとうございます。このような時、全てを見守っていてくださる神様との出会いが、私たちを守ってくださることを信じ、神様への祈りと讃美の歌声を捧げましょう。神を中心とした出会いと交わりの素晴らしさを味わう日を待ちましょう。

 幼稚園に於いては、子ども同士の密接、密集、関わり合い等々が保育にとってとても大切な要素1つですが、今現在は子どもの命を第一優先に、暫くの間、新型コロナウイルス対策を優先し、保育を行って参ります。保育のことで行き届かない事も多々あるかと存じますが、ご了承ください。これから後この時期に皆様に出会えたことを神様に感謝する日の来ることを祈っています。

 子どもの見守り、送迎、その他種々雑多の想定外の事柄も起こる事と存じます。保護者のご協力が最も大切な時です。何卒、宜しくお願いします。

 

園長 滝沢 秀行