中村 貞雄
小学校だより5月号に「脳を壊すスマホ」というタイトルで、スマホ使用について各ご家庭でも考えてほしいとお伝えしました。スマホと脳の関係については、何冊も本が出版されていますが、アンデシュ・ハンセンというスウェーデンの精神科医が書いた「スマホ脳」から、スマホの危険性についてお伝えします。
スマホは、小さく軽く、いつでもどこでも手軽に持ち運ぶことができインターネットやゲーム、SNS、動画視聴など、今の時代には手放せない必需品になっています。平均で1日4時間、若者の2割は7時間も使うスマホです。しかし、スティーブ・ジョブズを筆頭にIT業界のトップは、わが子にデジタルデバイスは与えないと言います。それは、睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存等が明らかになっているからです。詳しい脳の仕組みや働きについての説明は省略しますが、研究者たちの結論としては、子どもたちが能力を発揮するためには、毎日最低1時間は身体を動かし、9~11時間眠り、スマホの使用は1日1時間程度まで。この睡眠や運動、そしてスマホ・タブレットの時間制限はごく現実的なものだと言っています。
時間の無駄だとわかっていても、私たちはスマホを手放すことが出来ません。実は、私たちの脳も賢い企業にハッキングされているのです。スマホを自分の意志で取り出したと思っているのは大間違いで、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターを運営する企業は、私たちの多くの時間を奪うことをしているのです。
夏休みも終わり、今月で2026年度の半分、前期が終了します。前期の学校生活はいかがだったでしょうか。7月の3者面談をいかして前期を振り返り、学校との信頼関係の中で後期もより良い学校生活ができるよう願っています。