中村 貞雄
皆さんは「教育虐待」という言葉をご存じでしょうか。教育熱心と教育虐待はどう違うのか、調べてみました。教育熱心は、子どもをよりよい状態にしたいと努める親の懸命な「姿勢」。一方、教育虐待は、子どもが耐えられないほど過度な教育を強制する親の「行為」、との事。この教育虐待は、自分中心の熱心さで子どもを苦しめていても、それが親として子どもに必要な行為だと思い込んでいるのです。例えば、達成困難な大量の課題を与える。親の見栄で子どもに習わせる。人格を否定して傷つける。休憩、遊び、睡眠時間を削る。体罰を加える等々。しかし、教育熱心なあまり、つい過剰な言動を取ってしまうことは誰にでもありうることです。教育熱心と教育虐待は、裏表の関係でもあります。
勉強も習い事もしなくてもいい、させない、と言う事ではありません。親がすべきことは、子どもを勉強に追い立てることではなく、子ども自身が「勉強したい」と思える環境を整えてあげることではないでしょうか。例えば、宿題はリビングの机で、一緒に親も読書をするなど「親が楽しそうに学んでいる姿」を創造したり、子どもが好きなアニメなどから学べるように工夫するのも良いと思います。ぜひ、競争的な教育環境ではなく、子ども自身が自ら楽しく取り組める教育環境を整えてあげて下さい。このことは、学校においても同じだと考えています。大切なことは、土台となる安心できる親子関係や先生との信頼関係を育むことだと考えます。
人は、離れすぎず、近すぎず「心のキャッチボール」をすることで生きていく動物です。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された(ヨハネ 3-16)」。御子イエスの誕生が、全ての人の心を愛にあふれたあたたかさで満たすことができる、それがクリスマスです。どうぞ良いクリスマスをお迎えください。メリー・クリスマス。