高校3年生の選択数学Ⅲの授業では、生徒が教師役となって教壇に立ち、クラスメイトに向けて解説を行うというスタイルです。
人に教えるためには、自分自身がその内容を完全に理解している必要があります。生徒たちは、教科書の内容を丸暗記するだけでなく、「なぜそうなるのか」まで掘り下げて準備します。受動的に授業を受けるのではなく、自分が授業を「作る」という意識が、学習への主体性を大きく高めます。
また、いかに分かりやすくクラスメイトに伝えるか。この経験は、将来社会で求められる説明力やプレゼンテーション能力を育みます。
この取り組みを通して、生徒たちは数学の知識を深めると同時に、多角的な視点や表現力を身につけています。
