卒業式を間近に控えた2月25日、中学3年生から高校3年生までの4学年が久々に集い、高校3年生による担当礼拝が行われました。礼拝の中では、代表生徒2名が「横浜英和で学んで」を振り返る作文を朗読しました。その言葉には、コロナ禍という荒波を共に乗り越えた学年ならではの深い想いが込められていました。
オンライン入学式という異例の幕開けとなった中学生活。
「当たり前だと思っていた日常は、決して当たり前ではなかった」
一人の生徒は、行事の中止や制限という苦難の中で、毎朝友だちと挨拶を交わすことの尊さに気づいたと語りました。当たり前だと思っていた日常が、実は多くの支えによって成り立っていたことを知った6年間だったと、感謝の意を述べました。
もう一人の生徒は、シオン祭の準備や部活動で仲間と意見がぶつかり、葛藤した日々を振り返りました。かつては自分の意見を通そうとしていた姿が、聖書や礼拝の言葉に触れる中で変化していったといいます。「相手を否定する前に、その考えが生まれた背景を理解しようとする姿勢こそが、目の前の人を大切にすることなのだと気づきました」自分とは異なる意見を持つ他者を認め、その背景に思いを馳せる「寛容性」が身についたと話します。
「この学校での出会いと、『隣人を愛しなさい』という教えがこれからの人生の軸になる」
青山学院横浜英和の柱であるキリスト教教育が、生徒たちの「生き方」に深く根付いていることを改めて実感する時となりました。
