卒業生の平松さんがロサンゼルス郊外にある姉妹校のカリフォルニアバプテスト大学(CBU)を卒業し、帰国後すぐに英和に来てくれました。平松さんは大学から英和生対象の特別奨学金(4年間の学費)をいただいて卒業しました。先月30名の中学生がCBUで研修をした際には一緒に過ごし、交流があった直後での日本での再会に生徒たちは大喜び。昼休みになると、平松さんの元には研修でお世話になった中学生が集まりました。
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平松さんは、高校2年生の夏休みに、カンボジアでのボランティア活動に参加。世界各地から参加してくる外国人高校生ボランティアと共に、貧困層の子供たちが通う小学校で先生たちをサポートし、子供たちが楽しく学べる学習環境作りをしました。学校の設備を修繕し、校庭に散乱したゴミを片付け、ゴミの分別について子供たちに教えました。平松さんはカンボジアで多くの国の学生と過ごしたこの経験を通して、留学したいという気持ちが強くなり、青学英和の姉妹校であるCBUへの進学を決めました。
4年前の留学のスタートのときには、コロナのため、寮の部屋の中でオンライン授業を受けるだけの日々だったそうです。ひっそりとしたキャンパス。アメリカにいる気がせず、韓国人のルームメイト以外には人と会うこともなく、次第に落ち込みました。何のために留学に来たのかわからなくなり、もう日本に帰ろうと考えた時に、救いの光がさしたのは、ルームメイトがクリスチャンで、聖書の言葉を英語でいろいろと教えてくれたことでした。英和時代に礼拝で聖書に触れていたことで、聖書の言葉がすんなり心に入ってくることで、少しずつ前向きになり、更に、日本人牧師の教会に毎週通い始めたことで、心の拠り所ができて、絶対に卒業しようと思えるようになったそうです。
大学で対面での授業が開始すると、インターナショナルセンターで、留学生仲間たちと各国の文化を体験してもらう、様々なイベントを企画。アメリカの子供たちの学童ボランティアも始めました。アメリカでの日々は想像以上に実りが多く内容が濃くて、留学したからこそ多くの宝物をえることができたと実感していると生徒たちに話してくれました。
社会人としての内定も決まったとのことで、これからのご活躍をお祈りしています。
また、特別奨学金を出してくださったCBU大学にも、学院として心から感謝いたします。