歴史総合という科目は2022年度からはじまった新しい科目です。日本と世界の近現代史を主体的に学ぶということを目的にしています。つまり、ただ教師が一方的に教え、生徒が一方的に暗記するというステレオタイプの歴史学習とは異なります。
私たち歴史を教える教員も、この科目が導入されて以降、試行錯誤を重ねてきましたが、今年度は、主に「Main Questionを生徒が認識する」→「生徒が資料を解読する」→「生徒が解読のガイドとなる問いを解く」→「生徒がさらに資料を読み込む(「エキスパート活動」)」→「ペアワークで別の資料を読んだ生徒に自分が読んだ資料の内容を説明する(ジグソー活動)」→「Main Question」への回答を考えるというプロセスで授業を進めています。ですので、教師が関わる場は、わからない単語の説明をする、読解の手助けをするというように最小限の関わりになっています。
写真の授業では、「江戸時代は「鎖国」されていたとされるが、対外的に閉鎖的な国家であったのだろうか」という「Main Question」に対して、生徒たちがエキスパート活動を行った上でジグソー活動を行っているところです。
このジグソー活動での狙いは、もちろん、資料の解読をおこなうこともそうですが、論理的にものごとを相手に説明できる能力の養成をすることにあります。最後には「Main Question」への答えを求め、何人かに発表してもらいます。多種多様な答えが出てきますが、相手との対話を通してさらに物事を歴史的に考える思考力を身につけてもらいたいと考えています。(文:担当教諭)
