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「先生」として過ごした3週間

2025.07.02 在校生の方へ

6名の教育実習生が実習を終えました。最初は少し緊張した面持ちでしたが、授業や生徒との交流を通して、教員としてのやりがいや手応えを感じ、3週間後には「自信」と「課題」を得た様子です。実習生にエピソードを一言寄せてもらいました。

今回の教育実習を通じて、教壇に立つことの難しさと楽しさの両方を実感しました。実際の現場では 予想以上に細かい判断や臨機応変な対応が求められ、自分の未熟さを痛感する場面が多くあり ました。特に、出欠確認、授業の時間配分、授業内での生徒とのコミュニケーションの3点は、実習の中でも特に印象に残っている学びです。 授業準備だけでなく、その前後の 配慮や、生徒の立場に立った声かけ、教室全体の状況を読み取る力など、教員には多面的なス キルが求められることを実感しました。反省点も多くありましたが、それ以上に授業をすることの 楽しさや、生徒と関わることの喜びを感じることができました。今回得た経験と反省を忘れずに、 今後さらに学びを深めていきたいと思います。

今回の教育実習は、私が幼稚園から高校まで 15 年間通った母校で実施されました。かつて生徒として学び、数々の思い出を築いてきたこの場所に、今度は「先生」として立つことができたのは、非常に感慨深く、特別な経験でした。実習前は「教員の仕事=授業をすること」という漠然としたイメージを抱いていたが、実際には授業準備に加え、学級経営や生徒対応、部活動指導など多岐にわたる業務が求められ、教員という職業の責任の重さと奥深さを実感しました。今後も、自分の強みである表現力や継続力を活かしながら、人との関わり方を大切にし、どのような場面においても、周囲から信頼してもらえるように努力を重ねていきたいと思います。

HRクラスで合唱コンクールの練習を見ていく中で、徐々に上手くなっていき成長していく姿を間近で見る機会があり、勉学だけでなく様々な経験を得られるものがあり、生徒にはそのようなことをたくさんして欲しいと感じました。どのクラスの生徒も明るい生徒が多く、グループワークや意見を求めた際に、元気に受け答えしてくれたことが非常に印象に残っています。上手くいかないことも多く、この3週間は、私にとって忙しく大変なものでしたが、生徒の明るさに私は何度も救われました。この3週間を通して、英和は、私が通っていた頃と変わらず、明るく元気ないい子が多い学校であり、そこが一番の魅力であると再確認することができました。これから先、試練や辛いこともあるかと思いますが、皆さんの良さを忘れずに過ごして欲しいと思います。陰ながらではありますが、皆さんのことを応援しています。

生徒たちは素直で思いやりのある生徒たちばかりでした。こちらがあいさつをすると、必ず元気に返してくれ、授業以外の場面でも積極的に話しかけてくれました。授業は楽しく、準備してきたことが思うように発揮できなかった場面もありましたが、それでも生徒たちが笑顔で楽しそうにしてくれたり、「先生の授業、面白かったです!」と声をかけてくれたりした時には、大きなやりがいと達成感を感じました。この実習期間を通して、「教師という仕事は本当にすごい」と何度も実感しました。自分の授業の準備だけでなく、日頃からクラスの生徒一人ひとりの様子に目を配り、適切な声かけをしている先生方の姿に、深い敬意を抱きました。また、学校全体を支えるためには、さまざまな分掌や校務分担があり、それぞれが並行して動いていることを知り、改めて学校現場の大変さを感じました。

実習生のこれからの進路と今後のご活躍を青学英和生一同応援しています!