高校1年生は、6月13日(金)1日修養会を行いました。
介護施設や特別支援学校など、8つの社会福祉施設に分かれて訪問し、一日のボランティア体験をさせていただきました。
介護施設に訪問した生徒の作文を一部紹介します。
私はこの1日の中で、「人と関わることの大切さ」や「思いやりの心」の大切さを実感しました。
まず、車椅子体験では、自分で実際に車椅子に乗ってみたり、友達を乗せて運転したりしました。 最初は思っていたよりも重くて、ちょっとした段差をこえるのも大変で、力の入れ方や体の向け方なども 気をつけなければいけませんでした。体が不自由な方や付き添いの方は毎日こんなに大変な 思いをしていることを初めて知りました。体験してみないと分からないことが世の中には沢山あることを学びました。
85歳の女性の方とお話をしながら お昼ご飯を食べました。学生の頃 私と同じダンス部だったそうで、年が離れているのに、同じことが好きだというだけで話がとてもはずみました。ダンス部の話や自分の家族の話などを笑いながら話すことができて、最後に「なんだか楽しい気分になれたわ。 どうもありがとう」と言ってくださり、とても嬉しかったです。
午後のプログラムは、高齢者の方3人と 生徒6人でクイズをしながら海沿いの道を散歩しました。 海風が気持ちよかったです。実は、最初はうまく 話せるか不安で、うまく関われるかが心配 でしたが、笑顔や会話を通して自然に関われるようになりました。高齢者の方の体の重さや筋肉の哀れを感じた場面もありましたが、そのような大変な思いをしながらも、私たちに明るくふるまってくださり本当に嬉しかったです。
今回の修養会では、年齢を超えて心を通じ合うこと の喜びを感じることが多かったです。会話をしたり、助け合ったり、笑い合ったりすることが 人とのつながりを深めていくのだと思います。 また、実際に車椅子を押したりして、今まで大変そうだな」と思うだけで終わっていたことが、体験を通して「どうサポートすれば良いか」まで考えられる ようになりました。これからは年齢や立場に関係なく、どんな人にも思いやりの心を持って接し、相手の気持ちになって考えられるようになりたいです。