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【前期終業礼拝】「平和を実現する人」として歩む

2026.09.14 在校生の方へ

9月11日、中学高等学校の終業礼拝が行われました。

礼拝のお話の中では、今年の夏に放映されたNHKスペシャル『少女たちの戦争 時を超える学級日誌』について触れられました。これは、80年以上前の戦時下にいた中高生が書きつづった学級日誌を今の生徒たちが読み解く番組で、礼拝や聖書が奪われた悲しみや、動員先で書いた赤紙の宛名がクラスメイトの父親宛てだったことなど、同じ中高生という立場で体験した生々しい記録が紹介されました。

また、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件についての記憶が語られ、普通の日常が突然恐怖に変わる現実が伝えられました。テロで息子を亡くしたご夫妻が大統領へ送った「Not in our son’s name(私の息子の名前によってではなく)」という手紙が紹介されました。ご夫妻は深い悲しみと怒りの中にありながらも、息子の死を理由に復讐に向かうべきではなく、遠い国で新たな犠牲や憎しみを生んではならないと訴えましたが、その思いも虚しく長期にわたる戦争へと突入していった歴史が振り返られました。

このような平和を求めることの難しさの中で、聖書が示す平和のお手本としてイエス・キリストの生涯が示され「へりくだり」と「従順」を貫き、神と人との平和の道を開かれた姿が語られました。

私たち自身も、自分の正しさやプライドを横に置き、一歩引いて相手に手を差し伸べるへりくだる勇気を持つことこそが、身近な関係から世界へとつながる平和の第一歩であると確かめ合いました。

生徒たちは前期の歩みを振り返って通知表を受け取るとともに、戦下に苦しむ人々や、三陸・能登の地震、西日本・千葉の水害、ネパールの土砂災害などで被災された方々のために心を合わせて祈りを捧げ、後期に向けた節目の一日を過ごしました。